本記事は公式ホームページで公開していた内容を移行したものであり、設計・施工では個別の設計図・仕様書・現行基準を優先してください。

鉄骨手すりに求められるもの

鉄骨手すりは、転落を防ぐ安全設備であると同時に、建物の印象をつくる意匠部材です。設置場所、利用する人、周囲の仕上げを確認し、強度、安全性、使いやすさ、デザインを一体として考えます。

主な材料

  • フラットバーは細く見せやすく、すっきりした意匠に向く
  • 丸鋼は柔らかな印象をつくり、曲げ加工にも対応しやすい
  • 角パイプは納まりを整えやすく、直線的なデザインに向く

取り付け方法

下地や構造に応じて、ビス止め、ボルト接合、溶接などを使い分けます。取り付け部は、手すりにかかる力を安全に構造体へ伝えられることが重要です。仕上げ材だけでなく、内部の下地位置も事前に確認します。

高さと間隔

手すりの高さや縦格子の間隔は、設置場所と利用状況に合わせて計画します。特に子どもが利用する場所では、乗り越えやすい形状や、すり抜けにつながる間隔を避ける配慮が必要です。

塗装と防錆

屋外では雨や湿気の影響を受けるため、錆止め塗装や溶融亜鉛めっきなどを検討します。塗膜の傷や剥がれは錆の原因になるため、定期的に確認して早めに補修します。

安全性とデザインの両立

線を細く見せる場合でも、必要な強度と固定方法を確保しなければなりません。図面で形状、寸法、材料、取り付け方法を整理し、安全性を守りながら建物に合う手すりを製作します。