目次
- スプライスプレートの基本
- 高力ボルトと接合方法
- 仮ボルトと締め付け
- 穴位置とピッチ
- すべり係数
- 加工方法
- 接合方法
- まとめ
鉄骨のスプライスプレートについての知識と施工上のポイント
鉄骨構造において、スプライスプレートは非常に重要な役割を果たします。スプライスプレートとは、主に鉄骨の継手部分に使用される板で、部材同士を接合するために用いられます。以下に、スプライスプレートに関する情報と、使用時の注意点を紹介します。
スプライスプレートの基本
スプライスプレートは、母材と同じ材質(SS400、SN490等)が使用され、板厚は6mmから25mmまでさまざまです。接合部分において高力ボルトや溶接によって固定されます。
高力ボルトと接合方法
高力ボルトは、スプライスプレートを鉄骨部材に固定するために使用されます。締め付け時に摩擦力を発生させ、接合部分の強度を確保します。締め付け順序として、通常フランジは中央から端部へ、ウェブは上から下へ向かって行われます。
仮ボルトと締め付け
スプライスプレートを仮固定する際には、油分のない仮ボルトを使用します。これにより、摩擦面処理の効果が維持されます。記事では、仮ボルトの穴相互間隔を±1mm以内とし、赤さび状態を確保することの重要性を解説しています。
穴位置とピッチ
記事では、フランジの穴位置を縁から40mm、穴ピッチを60mmとする例を紹介しています。実際の穴位置やピッチは、設計図・仕様書・適用基準に従って決定します。
すべり係数
すべり係数は接合部の摩擦性能を表します。記事では0.45以上を基準例として紹介し、接合部の信頼性を確保するための摩擦面管理の重要性を解説しています。
加工方法
スプライスプレートの穴はドリルであけられ、シャーレンチを使用して締め付けを行います。ボルトの長さは、締め付け後の突出量なども含め、仕様と施工条件に合わせて設定します。
接合方法
鉄骨の接合には剛接合とピン接合があります。剛接合は高い剛性を持ち、構造の一体性を保つのに適しています。一方、ピン接合は回転を許容し、構造計画に応じて使い分けます。
まとめ
鉄骨構造におけるスプライスプレートの使用には、適切な材質と加工方法、確実な接合が求められます。高力ボルトの締め付け順序や摩擦面処理、穴位置の設定など、細かな注意点を守ることで、安全で耐久性のある構造を実現できます。


