本記事は公式ホームページで公開していた内容を移行したものであり、設計・施工では個別の設計図・仕様書・現行基準を優先してください。
ガセットプレートの役割
ガセットプレートは、梁や柱、ブレースなどの鉄骨部材を接合するための鋼板です。接合部を補強し、集まった力を周囲の部材へ分散させることで、構造全体の安定性を高めます。
補強と荷重分散
- 接合部の耐力を高める
- 応力を分散し、局部的な変形を抑える
- 接合部の剛性を高め、構造体の変形を抑える
形状と板厚の決め方
形状、寸法、板厚は、接合する部材と作用する力に応じて決定します。6mmや9mmなどの鋼板が使われる場合もありますが、実際には構造計算と設計図に基づいて選定します。
溶接と取り付け
H形鋼のフランジを加工し、ガセットプレートを所定の位置へ取り付けます。ボルト接合を行う場合は、設計に合った穴径と配置が必要です。接合部の応力が大きい場合には、反対側へリブプレートを追加して補強します。
正確な図面が必要な理由
図面には、プレートの寸法、取り付け位置、溶接方法、ボルト穴の径と位置などを記載します。これらが明確になっていれば、工場加工と現場施工の食い違いを減らし、品質を安定させることができます。
安全な接合部をつくるために
ガセットプレートは小さな部材に見えても、鉄骨構造の力を伝える重要な部品です。設計図に沿った材料選定と加工、確実な溶接やボルト接合、施工後の確認を行うことが欠かせません。


